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Little Aid

Little AidLittle Aid
(2005/11/23)
PlayStation2

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以下、感想

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主人公がフルボイスな乙女ゲームがやりたかった、ただそれだけ。

めーちゃめちゃ面白かった。
本数は少ないが今までプレイした乙女ゲームの中で1番好きだと言ったら
私は病院へウェルカムご招待なのでしょうか。

シナリオは微妙。
描写不足で薄っぺらいし、ぶち切り感が尋常じゃない。
何気に「病気死にネタ」など重い設定があるんだけど
結構あっさり進んでいくのであ、あんまり…。
恋愛描写もほとんどないのでいつの間に惚れ合ったんだよと違和感が生まれるけれど
この手のゲームでは珍しくない事なので、これはまあ許容範囲内。

システムに至っては微妙どころか最悪
まずは、既読スキップがとんでもなく遅い
これに「スキップ」という名を付けるんじゃねぇってぐらい普通に読めるので途中から
既読スキップよりはスピードが速い強制スキップで進めてました。
(それでも遅い)
未読部分はニュータイプだと自分を信じて、感で止めるしかなかったけれど。

続いてセーブ&ロードが遅い
イベント毎にセーブタイトルが異なる凝ってる演出があるので全て見たかったけれど
あまりに時間がかかるので、いちいち確認する気が起こらない。
膨大なセーブタイトルはクリア後の「おまけ」にある「イベント再生(これは嬉しいサービス)」で全て見られるようになっているけれど、こういうのはそのイベントが起きてる最中に確認するからこそニヤっと笑えるんだよなぁ。セーブさえ快適だったら!

ただ、それら全ての短所を「どうでもいい!」と思えた程に日常シーンがくっそ面白かった。
個性豊かな登場人物がお送りするワイワイドタバタギャーギャーした掛け合いは半端なく楽しく、
声優陣の神演技の相乗効果もありキャラの魅力が最大限に引き出されていた。
やっぱりキャストって重要、超重要。
会話の内容もヘタな版権ネタに逃げることなく、各キャラの性格を生かしたギャグや漫才で
笑わせてくれる正当派。実に素晴らしい。
いや、パロネタが卑怯だとは思ってないけどね。(パロネタはパロネタで好きなので)

個別ルートに入ってからの攻略対象とのイベントよりも、合間で巻き起こる仲間達との
ドタバタやり取りの方が楽しい乙女ゲームっていったい何なのさ。
むしろ、こんなに笑えるのなら楽しいのなら…愛(ラブ)などいらぬ!!と、
聖帝サウザー様並みに叫びましたよ。
そもそも、風紀委員ルートはカオス展開だし(褒めてる)良いシーンで流れるBGMの曲名がふざけていたり、ラブラブCGよりもコメディCGが多いので制作サイドも萌えより笑いに力を入れていたのでは。

主人公の個性が強くボイス付き(個別OFFあり)糖度も低いというよりあってないようなものなので恋愛描写を求める純粋な乙女ゲームを期待してプレイすると厳しいけれど、ハイテンションでテンポのいい笑いを求めるのならオススメしたい。
正直、良かった所より気になる部分の方が圧倒的に多かったけれど
一つだけでも抜きんでて自分のツボに入っていれば、大好きな作品になるのです。
ホント、楽しかった。


<キャラ>
沢登 > ふみ > ヌイナイ > 花邑 > 匣 > 千弦 > 隠し > 土師 > 花屋

シナリオは、沢登・風紀委員・ふみルートが好き。
花屋・先生ルートは面白くないんだけど、合間での仲間達とのやり取りは変わらず楽しいので一概に嫌いとは言えん。


以下、キャラ別一言 *ネタバレ




■あかり
ドジでおせっかいなんだけど基本的に前向きなので好感が持てた主人公。
「高校デビュー」の晴菜っぽい。(この子も好きだった)
とにかく長沢さんのボイスと演技が可愛らしかった。フルボイス最高。
「ふみぃ~」の言い方もとても好きでした。
デフォ名だとキャラ達が名前を読んでくれるのも嬉しかった。
料理が破滅的にド下手だというのは使い古されたネタだけど
あそこまで突き抜けていたら笑っちゃう。

■ふみ
主にツッコミ役なあかりの双子の弟。とにかく関智一さんの演技が絶妙。
ボケを引き立てるのにはツッコミの上手さが重要なのでそういう意味でもMVP。
この姉弟のやり取りは非情に楽しくて、本来ならレッツ禁断!と叫ぶ私が
君らはこのままでいて♥ と暖かく見守るほどだった。双子かわいいよ双子。
双子が好きだっただけに、あかりを恨んでいた幼少期からシスコンになった現在までの過程をもうちょっと掘り下げて欲しかった。
あと、ふみは誰かの事が好きだったとかあったのかな?希世子ちゃんが「いつも遠くを見てる」みたいな事を言ってたので、ネネちゃんなのかと思ったけれどそんな風には見えんかった。幽霊を見てるだけ?
何気にふみと希世子ちゃんの話を期待していたんだけどなかったね。

■匣くん
マザコンクールボーイ。攻略対象の時よりも、他ルートで冷たく突っ込んだり
どんちゃん騒ぎに巻き込まれるのを嫌がる時のほうが生き生きしてた。
あかりの事を大嫌いな理由は、最後の最後で判明したが「生理的に嫌い」という
とんでもない理由で笑ってもうた。

■花邑先輩
のほほんとした穏やかな性格で癒されたがシナリオはよく分からん。
なぜに駆け落ち=心中という発想に一直線に繋がるのだろうか。
どっからどう見ても有希ちゃんとフラグが立っていたようにしか見えなかったけれど
風紀委員ルートで花邑先輩の本当の運命の相手が判明して感無量。
仮にも攻略対象キャラが人外ヒロイン(貝)と恋に落ちる乙女ゲームってなんなの(褒)
何気に花邑先輩ルートの沢登先輩が真面目な一面を見せてくれて格好良かった。

■千弦
まさかの病弱設定。
なぜに時々カマ口調になるのか意味不明。
てっきり演劇でオカマの役でもやるのかと思ったけど違ったし、突然のカマ口調は若干浮いていたように感じたのでキャラを立たせる為だけとしか思えなかったなぁ。
どっからどう見ても京香先輩とフラグが立っていたようにしか見えない。

■早乙女さん
花屋。普通に駄目な大人・その1。
お見舞い鉢植え事件は最低としか思えない。こんな奴いんのかよ。
「これ以上、俺に関わらないでくれ」発言は、なに言ってんだこいつみたいな。
こんな男にうちのあかりは渡せない。
早乙女ルートはふみが良かった。ねぇちゃん大好きだね、ふみ。

■沢登先輩
女装・奇行で破天荒な変人。舞。
ドタバタ劇の中心人物でめでたく私の一番好きなキャラになってもうた。
個別ルートで普通に萌えたけれど(ちょっと悔しい)「西くん」からの「あかり」呼びは卑怯だわ。(でも「西くん」呼びのが好き)
あと、私服の立ち絵であんなに笑ったキャラもいない。
別ルートで、沢登先輩に追いかけられたあかりが家に逃げ帰ったら
「おかえり」と居間でお茶をススりながら迎えてくれたのには本気で笑った。
お約束になっていた「近っ!」な登場シーンも毎度のことながら吹いたよ。
沢登先輩ルートは笑いと萌えのバランスが丁度良かったなあ。

■土師先生
普通に駄目な大人・その2。
妻帯者のくせに昔好きだった女性の娘さんだからって
生徒を後ろから抱きしめるのは絶対おかしい。セクハラだセクハラ。
先生は攻略キャラにしないで生徒にイジられてる脇キャラポジで十分良かった。

■砕我牙
なんだこの厨二夜露死苦なフルネームはと思わずにいられない隠しキャラ。
途中までふみルートと共通なので、どーしてもふみの方に気持ちがいってしまうので不遇なキャラかなぁ。
グッドエンドのオチが全然分からないんだけど。
成仏したんじゃないの?生きてたの?幽霊じゃなかったの?生霊だったの?

■ヌイナイ
この二人のコンビ漫才や、沢渡先輩が加わったトリオ漫才は最強すぎて、
攻略キャラの所よりも風紀委員に行くのが楽しみで楽しみでしょうがなかった。
マジモードのヌイ君が落ち込んでるあかりに「西村のこと好きだよ」と言ったのは
あれ、なんですか!?
単に元気づける為?もしくは、密かに好意を寄せていたのか?やだ萌える。
何気に気なっているので答えが欲しい。
二人ともパニパレでめでたく攻略キャラになっているようだけれど
どうせなら「あかり」で攻略したかったなぁ。
非攻略キャラの脇役ポジジョンだからこその良さってものもあるけど。

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