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三国恋戦記~オトメの兵法!~

三国恋戦記~オトメの兵法!~ 初回限定版三国恋戦記~オトメの兵法!~ 初回限定版
(2010/03/19)
Windows Vista

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以下、感想

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PS2とかPSPとかいろいろ出てるけど、プレイしたのは無印。
今となっては歯ギリギリ。追加エピソード~

緊張したり怖くてビビる作品が続いていたので落ち着きたいと
安寧の地を求めていたという理由もあるけれど、
恋戦記はそんな私の需要にぴったりな健全で安全に遊べる
噂通りの正統派乙女ゲーでございました。 いや~楽しかった!

それでも元々「三国志」自体に興味がない自分なので、その苦手意識が先行したのか
最後まで地名達が覚えられなくて話の流れがよく分からん時が多々あった。
私の脳内、漢字二文字が入り乱れるまさに群雄割拠
三国志の知識に乏しい人に向けた親切な用語辞典ですら右から左で
さっぱり頭に入って来なかったので、そのうち考えるのをやめた(C)カーズ様

戦乱の世が舞台な割には血生臭さも漢臭さもなく
「ああしてそうしてこうなった」と箇条書きテイストで淡泊に進む展開が多かったけど、
乙女ゲームだからまぁいいか。戦記は戦記でも「戦記」だし。

また攻略キャラが10人と多いので、シナリオの長短がバラバラで
キャラによっては好きだの惚れたの言われても唐突に感じてしまったし
また主人公が家族を捨てて三国志の世界に残るのも不自然だと思った事は
一度や二度じゃなかった。
ただ、10人が10人ツボを突いたイベントがもれなくあったので、もういいや
どれも、王道・お約束・ベタだと言われているイベントばかりなので
一歩間違えばサブくなるんだけど、魅せ方や入れるタイミングが上手いのか
どのルートでも自然と頬の筋肉が緩んでしまった。

好き嫌いがバッサリ分かれていると聞いた主人公も嫌いじゃなかった。
どちらも傷ついて欲しくないとか戦争ダメ絶対的な綺麗事だらけだったけど
戦争とは無縁の現代からやってきた平平凡凡な女子高生だし、ぽや~っとした娘さんなので
ある意味キャラがブレていなくて良かったかなと。
むしろ心臓に毛が生えてるぐらい、いい根性してると思ったが。
恋愛方面にはかなりネガティブ思考で「私なんて…」が多かったけど
あんなイケメン達がモブキャラ顔でどこにでもいそうな自分に惚れているなんて
そりゃ思わないよね分かる分かる、と共感してしまいイラっとする事はなかった。
あ、モブ顔は私の花ちゃんへの第一印象。地味だと思ってすまん。

特筆すべき点は、やはりエンディングの演出が凝っていることか。
エンディング曲自体は同じだけど、曲が始まる前のイントロ(?)が各キャラ毎に違うし、流れるキャストの順番も、そのルートの攻略キャラの声優さんが1番目に来るのが地味に燃える
また、そんなエンドロールの横で攻略キャラ視点の話が差し込まれるので、
まさにエンディングも作品の一つとなっており、その話すらも2周目から本編に追加され
今度はボイス付きで読めると凝りまくり。いやはや御見それ致しました。

前述した通り「三国志」に興味がなさすぎて最初の数十分で一度挫折していたけれど
諦めずにプレイして本当に良かった。心が浄化された気分。
これぞ「THE・乙女ゲーム」って感じで非常に楽しかった。


<好きキャラ>
仲謀と師匠が飛び出てる。
でも他キャラも好き。10人もいるのに嫌いなキャラはいない。

シナリオは孟徳ルートが一番好き。のめり込んで読んだ。
頭一つ抜きんでて良く出来ていると思いました。


以下、キャラ別感想 *ネタバレ




■仲謀
立ち絵で、にわかがやるジョジョ立ちみたいなポージングがあるよね。
ただの俺様キャラではなく、自分が若輩者だと理解していて反省もちゃんと出来て
口は悪いけど優しくて中身もめちゃくちゃイケメンだった。
命令ばかりしていたけど現代に帰るかこの世界に残るかは
花ちゃんに選択させるとか、そこに痺れる憧れる。お前、格好良すぎるだろ。
互いに第一印象が悪くて言い合いしながらも相手の事を知っていく内に
惹かれていくってのは大好物なので過程も含めてベストカップル。
他ルートに比べると気持ちを確かめ合ったのが早いのも良かった。
妹ちゃんと幼女2人とキャッキャッ出来る楽しいルートでもありました。

■子龍
水浴び花ちゃんの覗きイベントでは某葛城将軍のような反応かと思っていたので
初めて歳相応なリアクションが見れた時は笑ってしまった。
ここのイベント、無駄に演出が凝っていて何処に力を入れてるんだと吹いた。
演出と言えばエンディングの入り方が特殊な演出で凝ってた。なぜ子龍だけ。
一瞬バグかと思ったのはご愛敬。
他メーカーにパクられる前に商標登録しとけYO!と思ったぐらい良い演出だった。
武器大好きッ子な私のゲーム人生において槍が邪魔だと思ったのは初めて。

■翼徳
でかすぎるワンコ。左の袖を切った方が戦いやすいよ絶対。
某最遊記の悟空が大人になったらこんな感じなのではとちょっと思った(中の人繋がり)
傍にいろ・帰るなコールばかりな野郎共の中、花ちゃんの幸せを願って家族の元へ帰れと
言ってくれるイイ男。こそっと泣いていたり最終的には行かないでコールだったけれど
本当に優しくてイイ男だと思う。
酒を飲んだ翼徳の方が萌えたけど
私は保志さんのワイルドな低音ボイスに弱いのです。

■孟徳
最初から優しくて主人公をベタベタに甘やかしてくれるキャラは好みではないけれど
さすが丞相、それだけでは終わらない。
正直、孟徳ルートは中だるみしてしまったのだが後半の盛り上がりは異常で火事以降の緊迫感のある二人の会話、碁石のシーン、暗殺者から守る為に嘘をつく花ちゃん等、見所が満載でのめり込んで読んでしまった。
誰もが知っている「鶴の恩返し」のお伽話を重ねたり、最初に出会った時の
「君に嘘は吐かない」の台詞が伏線で後に効いてきたりと実に上手い。
こちとら4周目だもんで、そんな重要なセリフをスキップで飛ばしてたわ。
結果的には一番好きなシナリオだったので、シナリオ重視だったら1周目でも
良かったかなと思った。丞相のわっるい顔が好き。

■公瑾
糸目キャラは開眼してなんぼ。
他ルートでは悪役と言うか、胡散臭さMAXでいかにもなべ様キャラだなぁと思ったけど
攻略対象になると意外とめんどくさいキャラでいろいろ予想外だった。
過去から戻ってきて、嬉しくて思わず都督に抱きついた花ちゃんが超可愛いかったが
手のやり場に困っている都督も可愛かった。
琵琶の調弦シーンもお気に入り。

■文若
くそ真面目で堅物キャラは好き。
文若さんがクドクドブツブツ言い始めた時の
花ちゃんの「またはじまった」の心の声に思わず笑ってしまった。
過去に飛ばされた時に、いくら誤魔化す為とは言え
頭の残念な人扱いされてたのも面白かった。
何気にこの作品、コメディ部分がいい味を出してるんだよな。

■早安
孫家はフワフワを身に着けないとあかんの?
サブの攻略対象キャラはシナリオが短いので、どうしても二人の恋愛描写不足で
唐突に感じてしまうんだけど、その煽りを一番受けていたのが早安ルートだったかと。
「隠しキャラ」なもんで特に短いし。
でも、食堂で早安が初めて見せてくれた笑顔がとびきり可愛かったので、それだけで満足。
あの笑顔を見た瞬間に私自身が「おもしれー顔」をしていた思う。
鉄の爪より殺傷能力のある武器じゃない。

■玄徳
携帯電話がどう話に絡んでくるのかずっと気になってたんだけど
ストラップがキーアイテムだったのか!
歳上で頼り甲斐があって包容力もあって部下にも慕われ剣の腕も立って
何よりイケメンで、スペックが高すぎて好き嫌いの前に自分的には「面白くないキャラ」
だったんだけど恋愛になると余裕がなくなっているギャップが良い。
さらにはエンディングのイベントで、お前キスしてたんかー!!と目がかッ開いた。
「悪い待たない」って結構前から待ってなかったのね。
芙蓉姫とのガールズトークは楽しかった。

■雲長
恐らく攻略対象キャラの中に、花ちゃんと同じように現代からやって来た奴が
一人はいるんだろうなとは思っていたし、ちょいちょいネタフリみたいなもんがあったから
なんとなく予想は出来ていたのだけど、そこにループまで入ってくるとは思わなかった。
そんなループとか自分達が駒とか、ここんとこよく理解できてないけど気にしない。
しかし、私が一番驚いたのは過去に飛ばされる度に襲われていた亮くん=師匠だった事。
なんでここでバラすんだ、師匠ルートまで取っとけよと思ったが「諸葛亮」だから
「亮くん」の名前が出た時点で、普通は気付くわなーって話だよね。
全く気付いていなかったので、本気でびっくりした。
そのせいで雲長自身の印象が薄くなってしまい、
特殊な設定のキャラなのにホントすまんかったと思ってる。

■孔明
師匠で弟子で弟子でもあり師匠でもある人。
他ルートでは攻略キャラから嫉妬の対象になってしまう師匠に笑わせてもらったんだが
今なら複雑な心境で見てしまうかも。そりゃ攻略を最後に推奨されるわなー。
いつ会えるか分からない、もしかしたらもう会う事はないかもしれない人を
子供の頃からずっと想い続けて、やっと再会出来てもその時の花ちゃんは
子供の頃の自分とまだ出会ってないわけで、そして亮くんと出会った後でも
花ちゃんが元の世界に戻ること・それが彼女の幸せだと理解しているから
自分の気持ちを抑え込んでいて、なのにたまに冗談めかして本音がチラリと出るのが切ない。
好きな人はいるけれど、初恋は花ちゃんだったとサラリと言う事で
今の好きな人は花ちゃんではないとほのめかしているのもたまらない。
また、ボイスコレクターではなかった私を動かせた「君がよかった。君だけしかいらなかった」の
台詞が大好き。その前の「本気じゃない相手なんかいらないよ」が効いてるんだよね。
師匠の一途さと愛の深さに打ちのめされたルートでした。年季が違うぜ。


最後にどうしても気になるが、あの不思議な本、いったいなんだったんだ?

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