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黒蝶のサイケデリカ



以下、感想

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・キャラデザ・原画がE'Sの結賀さとる氏
・エンディング曲が島みやえい子さん
・主人公フルボイスなうえにCV中原麻衣さん
・マイブーム松岡くん
・記憶喪失・拳銃・黒蝶な十四歳ワード

これだけ条件が揃っていれば例えクソゲー臭がしても買うしかない。

ってことで、購入利用は揃っていえど内容に関してはサスペンス物という事もあまり期待していなかったので、予想外(失礼)だった発売後の高評価に驚きつつやってみました。

シナリオは評価が良い割には特に新鮮さはなく(まぁ目を覚ましたら知らない館の中で記憶喪失って導入部からしてあるあるネタなんだが)公式があまりにもネタバレを気にしているので何かどでかい花火が一発来るのかと期待したのだけれど良くも悪くも予想を裏切らないストーリー展開だった。
サスペンス物や閉鎖空間系の話が好きで、その手の作品をある程度の数読んだり見たりしている人は私と同じような感想を抱くのではないかと。多分。

ただ、元々私が好きな設定てんこ盛りだったので話の展開が予想範囲内なのは大して気にしていなかったり。全然いける。王道最高。
もうね、圧倒的なボリューム不足
好みの内容だっただけにコンパクトにまとまり過ぎていて何もかもがさらっと進むのがスーパー残念。各BADエンドも悪くないのにあっさり進んでさくっと終わってしまうので余韻もくそもない。この詰めの甘さがオトメイトなのか(唇噛み締めながら)
もう少しねっとりじっくりやってあんなエピソードやこんな過去シーンを掘り下げてくれていたら、私はヒャッハーしていた思う。短いと中だるみがないという利点があるのだけれど、今作の日常シーンはそこそこ楽しかったし話に邪魔にならない程度のミニゲームが合間に入るしでもっと長くてもダレなかったと思うんだけれど。

あと、私の中でフローチャート形式が猛烈に足を引っ張っていた。
ショートストーリーを読むタイミングが本編とズレてしまい時空列が噛み合わなかったし、また早く次の章に進みたいのに解放されたショートストーリーをある程度片付けないと先に進めないのがこれまたもどかしい。
シリアスな本編の続きが気になるのに、ほんわか食事シーンなんて読みたくない。
またショートストーリーには日常シーンだけでなく本編に絡んでくる重要なエピソードもあったので、それすらユーザーに読むタイミングを任せるのはいかがなもんかと思う。
そんな訳で、私にとって今作の一番のマイナス要素はフローチャート形式だった。

もう一つ同じぐらい気に食わなかったのは「大団円END」。
必要性が分からなかったんだが、やるとしたらファンディスクとかじゃない?
少なくとも私には余計なエンディングだったうえに一番最後に見たので
より不満が募ってしまった。

恋愛描写は主人公の紅百合ちゃんが相手をいつ好きになったのか少し分からなかったルートがあったけれど、まぁ言う程気にしてないかな。
むしろツイッターで「乙女ゲーらしくない」ってのをちらほら目にしていたので恋愛描写は鼻くそかと思っていたのに薄いながらにも照れてしまったシーンがあって(私の糖度耐性はかなり低い)びっくりしたぐらいよ。
以前も書いた記憶があるけれど、私の乙女ゲームの定義が「主人公が女性」「各男性キャラとのエンディングがある」って事なので、今作が乙女ゲーっぽくないってのにはしっくり来ないかな。

システムやシナリオのボリュームに不満があったけれど、これは面白かったが故の物足りなさだしクリアしてからも何気に尾を引いているので、結果的にはお気に入りの作品の一つになってしまった。
だからこそ勿体ないという思いが強いけれど、そんな事よりもう一つのエンディングがキャラソンCDに収録なんてふざけんなそっちの方が大問題。ひでえ。

以下、キャラ別適当感想*ネタバレ




■紅百合
子供時代にハーレムを築いているモテモテ主人公ちゃん。
全員とフラグを立て過ぎだw
もっとバリバリに個性が強いかと思っていたけれど、予想よりは大人しめだったかな。
むしろ声が付くことにより個性が出ていたような印象。
初恋のナッちゃんを忘れていないので、最初から想い人がいる主人公は新鮮だった。


■鉤翅
メンバーの中に黒幕がいるのはこの手のシナリオではよくあるので
私は主様は鉤翅だと思ってた 笑
いい人過ぎて胡散臭い、何よりCVが鳥さんだからという理由で
初登場時から信じていなくて悪かった。
まぁ、主様と繋がっていた事に変わりはないけれども。
1周目のBESTエンドでは、え?鉤翅ルートに入った?と何度も思ってしまうぐらい鉤翅のターンだったけれど、なぜか私の中では一番印象の薄いキャラだったり。
あと、子供の時に死んだのに館では青年の姿だったのが未だよく分からん。
姿形を変えられるのは主様だけじゃなかったけ?説明されていたらすまん。


■鴉翅
頻繁に鉤翅と鴉翅を読み間違えてしまいどっちがどっちかよく分からなくなる。今も。
元いじめられっ子がセクハラ野郎に。
過去の自分を変えようと多少無理してるかもしれないが子供時代と性格が違い過ぎてもう少し事故後の彼のストーリーを読ませくれたら彼の性格にしっくりきたかもしれない。


■山都
ぶっきらぼうで不器用キャラは好み。
好きな子ほどイジメてしまう非常に分かりやすい奴で子供時代の話は微笑ましかった。
イジメられてるアイちゃんはたまらんだろうが 笑
化け物になるおいしい展開があったのでもっと暴れて欲しかったけれど
温室で紅百合ちゃんを待ち続けるだけで終わってもうたのが残念。
登場人物の中では一番分かりやすく、また一番人間味を感じられたキャラだったかな。


■紋白
初っ端から狐面を被って銃をぶっ放してくれる妖しさ満点な登場だったけれど
言動が子供っぽかったのでそのギャップに少し驚いた。いい子めっちゃいい子。
松岡くんのこの手のキャラ、つーか演技は初めてだったけれど
紅百合ちゃんにちょいちょい言う「駄目?」が可愛すぎて絶妙だった。さっすが松岡くんやで!
エンディングで鴉翅と山都まで戻ってくるのは、多少のご都合主義を感じたけれど
素直に良かったなぁと思ってしまった。
しかし双子でタクヤとカズヤ、タっちゃんとカッちゃん
一文字違うが「タッチ」を意識しているのかな?笑


■緋影
石川プロの演技が輝いていた主様。
メインヒーローを黒幕にするその心意気に乾杯。
紅百合が緋影に惹かれる描写が他ルートに比べると丁寧だったように感じたので
唯一紅百合の心変わりが自然に感じたルートだった。
彼の過去シーンはウサギちゃんが語るのではなく、緋影自身のモノローグで見たかったなぁ。
そっちの方が恨みや憎しみの感情がもっと伝わってきたと思う。
現生では銃で自らの命を絶ち、館(狭間)でも銃で自らの頭を打ち抜くなんて格好良すぎる。
正直、震えた。
だからこそこのシーンはCG付きで、なんなら「黒蝶のサイケデリカ」の
ボーカル曲まで流して派手に演出して欲しかった。
あとゲスな感想だけれど、兄と病弱な妹に弱いので普通にこの兄妹の設定に萌えた。
今作ではお互いに兄妹以上の感情はなかったようだけれど、実は密かに想い合っていたうえにウサギちゃんの立ち位置の子が主人公だったら萌え転がっていた自信がある。
愛する女性を蘇らせる為に狂っていく男とか最高じゃない。

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