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二世の契り 想い出の先へ



以下、感想

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どう贔屓目に見ても残念な仕上がりになっている「二世の契り」にド嵌りしたので
ファンディスクも期待高めでプレイしました。

めーちゃめーちゃ面白かった!期待以上

私にとってファンディスクという物はエンディング後のアフターストーリーという名で蛇足感満載なリア充のイチャラブ生活を延々読み続けるイメージが強く苦行になる事が多いのだが、今作は序章マップ移動イベント&個別三章までが「本編の補充」、問題の「後日談」は四章以降からと実にバランスが良かった。

特に個別三章までは本編で読みたかったあんなエピソードやこんなイベントが収録されていて
なぜにこれを最初からやらなかったのかと怒るどころか「誠にありがとうございます…」と
頭を垂れるほどでした。
前半の補充部分は本編でやっとくべき内容ばかりなので
正直FDでの補完はずるいんだけれど、信者は盲目なのだ。

もちろん四章以降の「後日談」もとても面白かった。
私には興味のない野郎との後日談は流し読みしてしまう悪癖があるのだけれど
そんなキャラ(主におっさん達)の話でさえ楽しい。
複数ライターなのでキャラによっては話の長さの違いや出来不出来があったのは残念だったけれど、なんじゃこれ…と落胆する程のシナリオはなかった。某アフターはひどいけどね!

また、本編では欲しい所でちっともCGが出てきやがらなかったのに今作はグッドタイミング。
正直、絵のクオリティは不安定で真奈なんてぶっさくいくな時があったけれど
お気に入りの雅刀ルートは作画崩れが少なかったので全部許した。

さらには糖度が低い事に定評があった(ねーよ)「二世の契り」なのに
攻略キャラによってはあまーい。
今プレイしているのは本当に二世なのか…?と、パッケージを見直したくなる程で恋愛描写が薄かった本編で十分に萌え転がった私がこのFDでどうなったのか思い出したくもない。
後日談では数年一緒にいたり結婚していたりしているルートもあるけれど、良い意味で性の臭いを感じさせないのは全年齢乙女ゲームらしくて好感触だった。

あと、少数派かもしれないけどFDでも謙信様が非攻略対象のままだったのは嬉しかった。
魅力的な非攻略対象キャラがFDで念願の攻略対象に!ってのはよくあるが、
謙信様と綾姫の関係が本当に好みだったもんでFDで攻略対象になっていたら暴れる所だった。

好きなキャラは、本編プレイ後は雅刀 > 勘助 > 秋夜だったけれど
FDで雅刀 > 暁月 > 瑠璃丸
特に暁月はスーパー格好良かった。他ルートで

って事で、本当に本当に面白かった。
全員のエンドを見た後に「タイトル画面の絵が変わったり」(個人的に感動したので伏字にしとこ)謎のおみくじやCGコンプのご褒美絵などのおまけもあってファンには嬉しい作りでした。

前述した通り本編で足りなかったエピソードが補充されパワーアップしているので、
2本続けてプレイ出来て万々歳。2本で1つ二世の契り!



以下、キャラ別感想*ネタバレ




■雅刀
萌えた萌えたハゲ萌えた。今まで私がMAXだと感じていた萌えを凌駕してしまった。
これが萌えの向こう側ってやつか…(錯乱状態)
本編でも雅刀ルートが一番好きだったけれどその分不満もありまして。
 ・七夕エピソードでの雅刀の願いが結局うやむやで終了
 ・夜店で買ってもらった小道具(雅刀の場合は櫛)絡みのイベント入れろよー
 ・まーくんバレする前の雅刀にまーくんの事を話す真奈と、その話を聞いている
  雅刀のリアクションが見たかった
 ・JCと8歳児(真奈とまーくん)の回想シーンをプリーズ
 ・雅刀が軒猿を辞めるわけがない! byエピローグ
これらがぜーんぶ解消された。私の欲求満たされまくり。凄いよFD!FD凄いよ!
念願のショタ雅刀も見れたけれどおめ目クリクリで可愛いったらありゃしない。
また、上記の感想で【四章以降が「後日談」】と書いたけれど実は雅刀ルートだけ後日談は五章から始まり、四章まるっと真奈との別れのシーンに尺を使ってるのがグッジョブすぎてライターさんを胴上げしたい。
泉に向かう途中で雅刀が思わず真奈を後から抱きしめて「…このまま…そばに…」と声にならない声を発した時なんて、真奈が居残るのを知ってるのに(笑)切なくなった。
雅刀が情報収集の任をしている理由も同じ時間軸に飛ばされた(と思っている)真奈を探す為だったってのもたまらない。
そして私が一番ありえないと引っ掛かっていた「軒猿を辞めた雅刀」なんだけれど、実は辞めていなかったと言うまさに「ですよねー後日談」で嬉しかった。
そんな「軒猿の雅刀」と真奈がどう幸せになるのかとこのルートの締めが気になったが(このままじゃ雅刀、確実に早死にしちゃう)謙信様の粋な計らいでその手があったかと納得した。
い、いや、少しだけ都合のいい展開だと脳裏をちらついたのは内緒。でも納得!
一番好きなシーンは雨宿りで「雅刀にまーくんの事を話す真奈」イベント。
雅刀ルートは3回やったけれど、このシーンは7回見た。
その時のCGも一番好きだし差分も上手く使えていて雅刀の口がヘの字口になっている
表情がホント好きで好きで大好き。


■兼久
雅刀ルートの次だったのでどうなる事かと思っていたし、ぶっちゃけ祖父と孫のような歳の差がいまだ馴染めないんだけれど話自体は意外や意外、面白かった。
帰還シーンで帰らないとグズる真奈を間に合わない!と、かついで泉に放り投げるシーンは思わず笑ってしまい、異世界召喚物で主人公をガチンコで元の世界に戻そうとしている殿方を初めて見た瞬間だった。
雅刀もそうだけれど、ただのポーズだけじゃなくて本気で現代に戻って欲しい・帰してあげたいってのが伝わってくる所が「二世の契り」が好きな理由の一つなんだよなー。まぁ、どっちも帰らないけどさ 笑
刀儀さんの年齢もアバウトだけど明らかになり、その歳の差に某ドリフの加○茶夫妻が脳裏をよぎってもうた。
雅刀の事を考えると切なくなるんだけれど、真奈が刀儀さんが名前を呼んでくれない悩みを聞いてもらう相手に迷うことなく雅刀を選択し(外道)、それがギャグシーンになっていたので安堵した。


■暁月
真奈とギャンギャン言い合うシーンが追加されていたのは嬉しかったけれど言い合うまでの流れに多少の不自然さを感じ、そのせいで2人がいきなりキレだす短気者に見えてしまった。
このライターさんはケンカップルの描き方が上手くない。
後日談は、あーうー一番ひどかった 笑
社会人と学生の恋人がすれ違うしょっぼい話になっていて面白くなかったし何より暁月の仕事が何なのか明確に描かれていなかったので、なんかフワフワしてる話だった。
軒猿Tシャツは爆笑しかない。
ただ、そんな暁月は他ルートでめちゃくちゃいい味を出すメインヒーローで
他ルートでの真奈との関係が好き。マジこいつ格好良いんだよ、他ルートでは。


■翠炎
暁月ルートと同じライターさんなので微妙っちゃ微妙なんだけれど、暁月に比べればマシ。
翠炎が転生しているので、真奈は勘助ルートの時とま逆の立場になっているのが面白い。
そうなると勘助ルートの真奈のように、翠が「私は翠炎じゃない!」って嫉妬しないのかと
思っていたけれど、そんな事にはちっとも触れていなかったのでどうでもいいみたいだな。
真奈にとってはつい最近の出来後だから、確実に翠くんの姿に翠炎を見てるのは間違いないので、そこん所を読みたかった気がするけれども。
翠くんに翠炎の事を話す泉のシーンで、笛の教室の時間は大丈夫なのか、
そんな長話をしていてお稽古に間に合うのかと違うところが気になってしまった 笑


■弥太郎
二人の婚儀の日に情報収集の任務に出る雅刀に全私が涙した。つらーーーーい
ってことで、いち登場人物としては好きだけれど真奈との恋愛相手だと勘弁して欲しい
おっさん属性のない私なので二人のイチャイチャっぷりは少し辛かった。
だって雅刀が…(涙)
前妻の話は、うーん、結婚する前ならまだしも結婚してから、まだ前の奥さんを忘れていないのでは…と真奈がウジウジ気にするのはダメだったかな。
気持ちは分かるけどそれを振り切ったから結婚したんじゃないのかよと思ってしまったし、
弥太郎の過保護っぷりも息苦しい。
それでも、本編では弥太郎が真奈の事を好きな感じがあまり伝わって来なかったけれど
FDで本当に大切にされている事が分かったのでそこは満足。


■瑠璃丸
真奈のご先祖様なので二人がくっつく事はないと分かっているし本編でも妹弟のような関係だったけれど、FDは瑠璃丸 → 真奈の恋心描写があって瑠璃丸の御使い様好き好きビームが可愛かった。マセガキかわいよマセガキ。
彼の生い立ちや軒猿になるまでが丁寧に描かれていたので
瑠璃丸のキャラがより掘り下げられていたのも良かったし、
二世の男性キャラではなんやかんやで内面込みで一番イケメンなのでは 笑
大人になった姿が見たかったなぁ。
後日談では、真奈が現代に戻った後はみんなこんな風に生活をしているんだ、
真奈の事をこんな風に語っていたんだってことが分かってなんか感動した。


■秋夜
私は雅刀が好きなので必然的に雅刀ルートが一番好きになってしまうんだけれど、
全体的な出来は秋夜ルートが群を抜いて素晴らしかった。
最後にやれば良かったと後悔するほどに。
正直、本編は秋夜が可愛くて乙女ゲームとしては楽しかったけれどシナリオが薄く勿体ないと感じていたので、FDではまるで別物のようになっていて驚いた。
恋愛描写はもちろんだけれど、真奈と秋夜以外のメインキャラ達が実にバランス良く登場し、
しかもこのルートでは故人である翠炎と刀儀さん(弟の話)のエピソードもきちんと絡めていて、その無駄のなさにも感心した。
また、他ルートでは見れなかった惚れた女と軒猿の掟の間で悩む描写もありシナリオも長かったので四章からの後日談は大変読み応えがあった。
「軒猿は妻帯できない」と言う軒猿の掟絡みの話を掘り下げていたのは秋夜ルートだけなのでは。
逃避行展開は好きじゃないけれど、ここに至るまでの周りの忠告や秋夜の苦悩がきちんと描かれいたのですんなり受け止められたし、何より暁月がめっちゃくそ格好良かった
自分のルートじゃうっかり泉に飛び込んで現代に飛ばされる次期頭目候補(笑)なのに
秋夜ルートではさっすが次期頭目候補!いやっほぉう!!な格好良さ。
瑠璃丸から「損な役回り」って言われていたけれど、んなぁこたない。
私的には秋夜が霞むぐらいおいしいポジションだった。
メインの真奈と秋夜よりも、周りの脇キャラ達が魅力的でその優しさに感動したルートだった。


■勘助
奏キター!
待望していた勘助と奏が読めて大変満足したし、勘助が「奏」じゃなくて真奈に惹かれている描写もちょいちょいあるのが良かった。
後日談はくっそ甘くて胸焼けを起こしたし、勘助ルートに関しては若干蛇足に感じた。
綺麗な女性にヤキモチを焼く真奈は可愛いんだけれど、それが許せるのは恋人同士まで。
結婚してるんだから、それぐらいでは動じない姿が見たかった。
それでも勘助のエロトークを軽くスルーする真奈、この二人の会話は楽しかったし、
勘助が老い始めた理由(もののけ姫のキャッチコピーだったね!)も回収されたので、
なんやかんやで後日談も満足した。
あと、このルートでも暁月がいい味を出していて真奈への伝言の「達者で暮らせ」には思わず泣きそうになった。
暁月お前、マジで他ルートでは格好良すぎるだろ…。

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