PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

二世の契り

二世の契り(通常版)二世の契り(通常版)

アイディアファクトリー 2010-08-26
売り上げランキング : 13997

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


以下、感想

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前田剛さんが出演している乙女ゲームを探していたら
リア友がもの凄い勢いでオススメしてくれた。それはもうヒくぐらい。

プレイ前はまえたけボイスを堪能出来ればいいかなぁ~と軽いノリだったんだけど
めっちゃくちゃ面白かった。 ありがとうリア友。

正直全体の出来は決して褒められたもんじゃない。むしろ罵る所の方が圧倒的に多い。
シナリオはなめんてのかってぐらいの金太郎飴で共通はもちろんだが個別ルートも半分は同じ。
いや、既読スキップが出来ればまだマシなんだけれど個別ルートだと同じ会話・イベントを
生意気にも未読判定しやがって強制スキップ大活躍。

平和な日常シーンは内容自体は楽しいもののブチ切り感が半端なく、
結局あれは何だったんだろう…と意味のないイベントが多いのも頂けない。
どのキャラも設定自体は悪くないので、もっと掘り下げてエピソードを増やせば良いシナリオになるだろうに、なぜにスルーしていくのか本気で意味が分からない。そのくせ

主人公とショタ・森へ → 敵登場 → 主人公ピンチ → イケメン助けに登場 → 敵撤退

このパターンが何度もあって撤退しまくる敵さんにお前らそもそも暇なのかと突っ込みしかない。

エピローグなんて、せっかく良さげな挿入歌が流れてるってのに
下手すりゃイントロで終わってしまう短さで余韻どころかその短さに笑ってしまう始末。

またCGの出るシーンもおかしくて、絶対ここいるだろ!ってシーンではCGが無く、
ここいるか?ってな所で拝めてしまう不思議タイミング。
枚数も少なく、やっと出てきたCGも○ボタンを3回押すと消えてしまう事があり
お目にする時間も短っ。差分のあるCGもほとんどない。

これ、納期に間に合わなくて未完成で発売したん?

オブラートに包みながらも文句を垂れてみたけれど萌えは全てを凌駕する
イベントやエピローグがブツ切りでもかまへんかまへん。
強制だろうが既読だろうがスキップ出来ればオールオーケー。
CGがなくても心の目で見える見えるよララァ。
エピソード不足も脳内補完でなんとかする。萌えは偉大なんだ
って事で、久しぶりに寝オチどころか夜眠れないぐらい心の臓と脈拍が乱れるキャラに
出会わせてくれて本当にありがとうございました。

また、主人公を好きになれたことも大きかった。
足手まといの割には気が強いので人によっては嫌われそうな娘さんだけれども、
恋愛面ではルートによって攻略キャラに積極的に押せ押せでとても気に入りました。
そんな主人公ちゃんは「御使い様」「姫」「あんた」などと呼ばれていて、
デフォ名呼びは当たり前のようにないと思っていたもんで、
中・終盤でのまさかのデフォ名呼びに思わずバックログで音声を確認してしまった。
どのキャラもお前いい真奈持ってるじゃねぇか(口元ではなく鼻血を拭いながら)レベルの
素敵な呼び方で萌えが倍増しましたです。これも本当にありがたかった。

シナリオ重視の方に薦めると私は鱠(なます)にされてしまうだろうが
(鱠:てめぇ細かく切り刻むぞおらぁ!的な意味で軒猿の皆さんが戦闘前にたまに使う)
登場人物はみんな魅力的だったし、声優さんも見事な演技力だったので
好きな声優さんがいらっしゃるのならチャレンジしてみるのも良いのではないかと。
糖度は低いし恋愛過程もアレだけど(ホント短所だらけな作品だよな)
あと、私は持ち合わせておらぬが、おっさん属性のある方には
おっさんとおじいちゃんが攻略出来るので楽しめるのではないかと。
大塚明夫が攻略出来るよ!

私の攻略順は

雅刀 → 兼久 → 暁月 → 翠炎 → 弥太郎 → ノーマル → 秋夜 → 勘助

好きなキャラは1周目、二番目に気になるキャラは最後、自分的には完璧な順番で、
一番、二世の契りしていると感じた勘助ルートが締めだったのは正解だった。
金太郎シナリオなんで最初と最後さえ押さえとけば中盤はどうでもいい気がする。

好きなキャラは雅刀が強すぎるけど、勘助と秋夜も良かった。
暁月も話はアレだったけどキャラとしては好きだったり。瑠璃丸もショタかわいい。
そして脇カプ厨の私には謙信様と綾姫の関係と掛け合いがたまらんかった
シナリオは同じく雅刀・勘助が2強。他だと地味に翠炎と秋夜も嫌いじゃなかったかな。

以下、キャラ別一言*ネタバレ



■真奈
今まで触れた異世界召喚物の主人公は、すぐにその世界に馴染み、
おまけ程度に元の世界や家族を思い出すぐらいなのにガチで帰ろうとする真奈
それが私には非常に新鮮で普通はそうだよなぁと妙に気に入ってしまった。
完全守られ系のタイプだったけれど、現代で弓道部だったて事もあり
弓の練習をしたり自分も戦いたいと小太刀を忍ばせたり
(まぁ見事に役立たずで終わってしまう訳だが)好感がもてた。
ルートによっては自分から好きだと言ったり唇を奪ったり
主人公がイケメンを攻略する感が強かったのも良かった。
何より敵にただ捕まるだけじゃなくて変態!とかストーカーとか言える
気が強いところが好きだった。←なんやかんやでここ
まぁ、水輪が真奈じゃなくて綾ねーちゃんを連れてきていれば謙信様に詳しい綾ねーちゃんが
戦の流れやキツツキやら全部説明して日帰り出来たんじゃないかと思ってる。


■雅刀
無愛想、不器用、ぶっきらぼうのトリプルBに加えてツンデレ。
ただでさえ好みのキャラなのに設定もかなりおいしいうえに
CV前田剛パワーで萌えが界王拳10倍。やばいやばいちょうやばい。
予想を遥かに超えたとんでもない奴で久しぶりに本気で嫁ぎたいと萌え殺された。
純粋なキャラ萌えだけだと歴代乙女ゲーキャラの中で一番かも。こわい。
設定が高橋留美子先生の「炎トリッパー」と近いよね。
出会って5秒でまーくんいた!と正体が分かってしまうのが泣けるが
(せめて「雅刀」の名前を変えるぐらいはして欲しかったよ、ライターさん)
分かったうえで進めると雅刀の言動にキュンキュンする罠。
「彼氏」「手榴弾」って普通に言っていたから真奈も気が付いていいもんだが。
つーか「真奈とまーくん」のエピソードは真奈の口から語られるだけで
JCと8歳児の回想シーンがないのは勿体ないにも程がある。
まーくんに至ってはCGも立ち絵もねえよ…(涙)
まーくんバレする前に「雅刀にまーくんのことを話す真奈」のイベントなんて見たかったなぁ。
先代との話も足りなすぎて本当に残念。
エピローグは戦国時代に居残り、雅刀と旅をする幸せハッピーなエンディングなんだが、
軒猿ってそんな簡単に辞められるもんなんか?
そもそも雅刀の性格からして軒猿を辞めるなんて選択は絶対ないと思うんだが。
先代との事もあるので余計に不自然に感じた。
一番好きなシーンは水着の真奈に慌てて衣を羽織らすとこで、細かいシーンだと
真奈が雅刀を呼ぶ時の「雅刀?」→ 「……」→「雅刀」→「……」→「まーくん」→「やめろ」
の流れは笑った。
ため息をついたりげんこつしたり真奈の一言に「はぁ?」って面食らうのもいちいち萌えるし
何よりあの雅刀が「あやねーちゃん」って言うのが可愛くてツボ。


■兼久
CV:大塚明夫
私にはここしか魅力がなかった。
一登場人物としては非常に魅力的でその渋さに反して
小動物に固まるというおもしろ設定も素晴らしいのだけれど
(しかも小動物が苦手な理由もちゃんとあるし)
16歳の恋愛対象となると話は変わる。
どう見ても祖父と孫にしか見えねーよorz
兼久は攻略キャラじゃなくて雅刀ルートで掘り下げて欲しかったなぁ。
しかし、並居るイケメン達に目もくれずおじいちゃんに特攻するなんて真奈はジジコンかい。
雅刀の後にしか攻略出来ない制限があった割にはそこまで雅刀とのエピソードが
掘り下げられるまでもなく、弟の話も重い内容の割にはあっさりでなんだかなぁ。
雅刀視点で考えると、恐らく初恋であろう好きだったお姉ちゃんと
父親がくっつくなんて不憫でならぬ。


■暁月
シナリオが残念。
ギャーギャー言い合うケンカップルは大好物だが真奈とのイベントよりも
暁月がどれだけ翠炎を大事に想っているかの方に主軸が置かれていたような
気がする。それはそれで良いけれどもっとギャーギャーして欲しかった…。
真奈が火薬を置いてある小屋に近づいた時にマジギレされるイベントも
前もって言っておけよ、この短気!と暁月に腹が立った。
また、真奈の好きなアイドルに似ている設定も生かされていなかったし
(てっきり暁月の生まれ変わりなんてあるかと思っていただけに)
異国の血が混ざっているハーフ設定もなんだかなぁ。
敵に赤毛赤毛と連呼されるけれど他の軒猿達は青・緑・紫などこの国かも理解不明な髪の色なのでどうしても突っ込まざるを得ない。
某月影の時も思ったけれど髪の色を差別する話をいれる時はキャラの髪のカラーリングには
気を使って欲しいもんだ。
このルートでは暁月への恋を自覚した真奈が「私は顔に出るタイプだ…」「やっぱり好きだなぁ」…と、恋心を噛みしめる地の文が非常にかわいらしかった。
エンディングはまさかの暁月現代へだったけれど恋愛描写が薄かった分、
次期頭目候補なのに無責任だろーーと突っ込んでもうた。
異世界召喚物で攻略キャラが現世にやってる来るエンディングを見る度に
戸籍もないのにどうやって過ごしていくんだろう…と、毎度気になる。


■翠炎
そして翠炎は帰ってこなかった
他ルートでは1行で終わってしまうのがおもしろい不憫。
暁月ルートで裏切り者だという事がお先に分かってしまうので
先に翠炎をやった方が良かったかな?とちょっと思ったけど、
分かっているからこその面白さもあったりなかったり。
裏切り者は処刑されてしまうので、真奈と一緒に現代に行こうなんて展開になったら
PSPを投げつけてやろうと思ったけれど、ちゃんと戦国時代で死んでくれたので(おい)
なんやかんやで綺麗にまとまったかなと。
翠炎ルートで一番転がったのは、川辺で写生する雅刀と翠炎の会話だったりする。


■弥太郎
バツイチかーー!
兼久同様38歳ならではの大人の包容力があってキャラは魅力的だけど
真奈のお相手なのは…と、おっさん属性のない私には厳しかった。
父親と娘にしか見えない…
あと、真奈を馬に乗せる時に尻を触るなんて普通にセクハラ親父だし
しかも現代でもありそうで少々キモかった。
真奈から告白してキスして積極的で良かったが一番の萌えは
艶乃死後の謙信様と綾姫のやり取り。脇カプ描写まであるのは嬉しい。


■ノーマル
いちお瑠璃丸ルートでもあるのかな。
何気にショタ属性もないんだけれど瑠璃丸は勘が鋭くて賢くて良いショタ。
だけれども、真奈と瑠璃丸が二人でチョロチョロすると高い確率で敵がやって来るので
他の軒猿いないのーー!?大人の人呼んでーーー!となってまう。
まぁまだ13歳なんだからしょうがないけど。
幽霊騒動での女装していた翠炎と妹?あのイベントになんの意味があったのか
今もさっぱり分からないんだけど、なんだったんだ。
瑠璃丸は中身も含みかなりのイケメンになりそうな有望株なので成長した姿も見たかったなぁ。
いやしかし、雅刀は真奈と瑠璃丸を見て自分(まーくん時代)と真奈を思い出したり
したんだろうか…なんて考えると切なくて夜しか眠れないぜ。
どうでもいいことだけれど、この時代では動物に名前をつける習慣はないのかしら。
猿を「サル」ってそのまま呼ぶのがなんか面白くてシリアスシーンでも笑っちゃう。


■秋夜
なんだこのかわいいいきもの
真奈への恋心を心の臓が妙だ、脈が乱れると、病気と勘違いする展開は
もはやベタなんだけど、だがそれがいい。
真面目な顔して自分への薬を煎じている秋夜が可愛かった。
蛍火の術のエピソードも好きだったんだけど、なんせシナリオが薄いもんで
あまり効いてこなかった。
だけれども、どの攻略キャラよりも乙女ゲーっぽいと感じた内容で、
薄いなりにも楽しめたルート。
まえぬの演技が秋夜の朴念仁っぷりに嵌っていました。
これはいいまえぬ(悪いまえぬにはまだ出会ったことないけど)


■勘助
奏厨乙
雅刀に続いておいしい設定を持っているキャラクターだと思うんだけれど
肝心の奏との話が圧倒的に足りない。
二人が出会ってから親密になるまで、そして悲恋であろう結末をたっぷり見たかった。
当時の勘助の名前も気になるなぁ~。つか、輪廻転生は過去編が大事なのだよ。
これでもかってぐらい真奈の名前を呼ばないので、前世とはいえ他の女の名前で呼ばれる
真奈が不憫だったけれど、その分、最後の最後での「真奈呼び」が効いた。
真奈に再会する為に一人で450年過ごすなんて愛が重すぎる凄すぎるんだが
(伊達にストーカー呼ばわりされてないな!)素直に感動した。
つか、現世の勘助のビジュアルがイケメンすぎる。
BADは前フリもなかったので久しぶりにあ然とさせられた。
ところで、結局勘助は何者なのか、なぜに不老不死なのか
なんてことは考えちゃダメなんだよね。うん。

全ルート共通だけど、夜店で好感度の高いキャラが真奈にプレゼントしてくれる小物が
後のイベントで触れられる訳でなく(真奈がうっかり紛失して一緒に探すとか、
簪だったらつけてみたけど、似合う?的な王道イベントでもあるのかと)
盗まれるだけの役割だったのがとっても残念でならぬ。

| 乙女ゲーム | | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT